SDアソシエーションは、業界指針となるメモリカード規格を策定する規格団体です。企業横断的なメモリカード規格を策定することで、現在数多くの人々に日々使用されている携帯電話などのコンシューマー電子機器の使用方法を簡素化するとともに、機器を長く利用できるようにします。

SDアソシエーションは、製品の製造、マーケティングまたは販売を行わず、SD規格を策定し、その採用、改良および使用を促進するための団体です。競合するメーカー各社がSD規格を使用することで、メモリカードやデバイスの相互互換性が実現されます。

2000年に設立

SDアソシエーションは、メモリカードのストレージに関する規格の策定と普及のための業界団体として、パナソニック、サンディスクおよび東芝(現キオクシア)の3社により2000年1月に設立されました。現在、SDアソシエーションでは、約800社の会員企業がSD規格の設計と開発にあたっています。

SD規格は業界標準として、デジタルカメラ、テレビ、個人用ナビゲーションデバイス、携帯電話、スマートフォン、自動車、あらゆる種類のコンピュータおよびビデオカメラをはじめとする、数十種類もの製品カテゴリの数百種類のブランドで使用されています。SD規格を採用したデバイスモデルは、現在、数千に上ります。

SD規格に準拠したメモリカードは、世界的に人気の高いリムーバブルのストレージメディアです。

加入について

SDアソシエーションは誰でもご加入いただくことができ、全員にすべてのSD規格に関する最新情報が提供されます。これにより、会員はSD規格に準拠し、他のSD対応デバイスと連携して動作する製品やソリューションを開発することができます。

会員は、委員会や作業部会をはじめとするSDアソシエーションの規格策定活動への参加を通じて、ユーザーが写真や音楽、文書、ゲーム、マップ、動画を保存および使用する方法の改良や、SD規格によって容易になるその他の革新的用途の発展に寄与することができます。